それいぬ…嶽本野ばら
初めに言っておきます。今回はまともな文章なんて書けはしません。
ちょっとね、早かったんです。他の作品をほぼ読まずにエッセイに行ったのがよく転ぶ人もいれば悪く転ぶこともあるでしょう。私の場合は後者でした。読んでて全体の雰囲気は好きだし乙女論として意識はしていなかったけどこうでありたいと思う個所も沢山ありました。けれどね、乙女のバイブルは何度も何度も読み返さなきゃいけない気がするのです。だってバイブルだもん。たった一回読んだだけじゃスッと私の脳に入ってきた部分はどうしても少なくなってしまうものです。他の作品を色々読み漁った後に再チャレンジしてみようかとも思います。まともに本が読めない期間が3年あり(レポート用のは何とか読んでいる状態でした。もともと趣味なのに)そりゃ語彙力も落ちますわと色んな単語を調べました。いい勉強になった気がしますね。(?)
どこの個所が好きって言うのを具体的に言うのは難しいです。前のブログでは少しあげましたが…それでも何とか読み通しました。あとがきで著者も自分で読み返した後、今ならもう少し簡単なレトリックを用いるだろうという旨を語っていました。でもそのよくわからなさが良かったりもしてね(好きじゃん)、今の私の頭は多分IQ下がってると思うので前も書きましたが中学生の文学少女時代に読みたかったです。
私の家には嶽本さんの本があと2冊あります。基本図書館に通って本を読む人なので(お金よりは置き場所がない)(紙の本が好き)返却期限までに読み切れるか非常に怪しくなってきました...ができる限り読みたいと思っています。
いつかちゃんとした感想として纏めたいところです。だいぶん先だけど。それでも私の乙女がまた目を覚ましてきたと感じています。昔からバロックやロココは詳しくなくても大好きです。美しさと気品(持っているかはともかくその辺の子より意識はしっかりあった)とそこそこのナルシシズム、根性ワルを備え、他人なんてほったらかしの偏愛を持ち…(さすがに人の迷惑は気にしていましたが)、小中学校時代に周りに適応できなかった、いや、しなかった私はもしかしたら正しい乙女になる素質を持っていたのかもしれないです。(『風と木の詩』を持っててくれて母よありがとう)
意外と書けたんじゃないか…?前のブログとだいぶ被ったけどそこは目を瞑ってください。とりあえずちょっと読みにくいな~と思った本でもブログにほぼ1000字打ち込むことができました。クオリティは関係なしとして言葉が頭から出て来るだけでもガッツポーズです。次は『幻想小品集』かな。一日一冊なんてやはり(特にこういうタイプの作家の本は)難しいことなんだなと改めて思いました。無理なく読み進めていくことにします。