躁鬱患者ひーちゃんのリハビリ読書録

読んだ本について書いていきます。中には読破できた、楽しかったしか書けないときもあると思いますがそれでいいのです。無理せずのんびり感想なりなんなり書けることを。壁打ち状態!

蛇にピアス…金原ひとみ

  嶽本野ばらに少し疲れたので金原ひとみに移行しました。まぁ、やっぱりこれでしょう。

 

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  最近読めてなかったのでまず本読んだよ〜!!やったねー!!感。すばる文学賞だったよね。私は作品を読む前に金原ひとみ自身に興味を持っていました。だってなんか…ちょっと似てるんやもん。

 精神科入院歴もある私、病棟の本棚に綿矢りさは置いてあった記憶があるんですが確かに金原さんのは置けないやって言うのがこれを読んだ時の最初の感想だった…のは自分でもいかがなものだったかは思います。自覚はあります。

 私が身を置かない世界、縁のない世界、だけどとても興味があって覗いてみるくらいはしたい世界の本を読み進めていますがこれも私の好きな世界でした。でもきっとこの世界の話なら私の友人の方がもっと魅惑的な文章を書いてくれると思うのです。彼女についてここではあまり書かないけど、ブログに書くより話してみた方がきっと楽しい時間を過ごせると思います。なーんてこと書いてたって400字超えるのか。面白いな自分。

 私はルイじゃないしアマもシバさんも求めているわけではありません。怖いもん…。ピアスをつけたこともなければタトゥーも入れていません。スプタンなんてもってのほか。だけどついツイッターとかで流れると見惚れちゃうんですよね。とても。改造された身体、異物を自分と一体化させた人に妙に引き付けられます(シバさんは肉体改造とピアス、タトゥーは分けているけど)。ものすごく俗っぽくて、でもどこか神聖さと覚悟…そう、覚悟に心惹かれるのだと思います。これと一緒に生きていくっていう思い付きでも決意でもどっちでもいい。とにかく胆の据わった人じゃないとできないことだからでしょうね。現実させようと思っていないことを想うのが憧れと呼んでいいのか私にはわかりませんが憧れてる世界にトリップできたような感覚でした。話の展開は意外と急で、でもクラブに行ったのは二回ほど友達(?)に誘われて行ったきりだけどその光景がよみがえり、私自身は非喫煙者だけど流れて来るタバコのにおいにうっとりとしました。だんだん何の文書いてるかわからなくなってきたよ…。頭から浮かんではすぐ消えて行ってしまうのが憎たらしいです。まとまらないのはいつものことなのでもういいです。

 今日私がこの本を読んだのは椅子じゃなくてベッドの中で、電気を消せば薄暗い部屋です。ここにお酒があればぴったりだったのに。ルイのようにはビール飲めないけど。仕方がありません。お酒がない代わりに錠剤が私の味方をしてくれることでしょう。

 「イライラしてる?」とメールか通話のみで相手をしている人から言われました。そうじゃないのです。もう少し衝動的でなげやりな私になってみたかっただけなのです。普段の私はあまりに真面目であまりに丁寧だから。それゆえすり減ってしまうから。「身を投じた」気分になってみたい時は私はこの本か(ジャンルは違えど)『ヤヌスの鏡』を読むでしょう。えっ漫画の趣味が古いって?そうなんだよ!母親の本棚で育っちゃった人だもの!!

 引き続き『軽薄』、『持たざる者』読んでいきたいと思います。